トップページ > 主な活動 | 過去のラブ・ジ・アース ミーティング > 第5回 ラブ・ジ・アース ミーティング

主な活動

第5回 ラブ・ジ・アース ミーティング

ラブ・ジ・アース ミーティング5th

ライディングジャケットを着てちょうどよいくらいの気温になり
ようやく秋らしくなってきた10月の連休中に、
今年2回目の海岸清掃イベント、
ラブ・ジ・アース ミーティング5thが開催された。

秋雨前線の影響で、開催の1週間前から天気予報はずっと雨。
雨が降る中、ビシャビシャに水を含んだ砂浜でゴミ拾いをするのは
想像しただけでも気が滅入る。
「フツーのライダーなら雨だけでも敬遠するのに、
ましてゴミを拾いには来てくれないかなぁ…」
と憂鬱な気持ちのままイベント準備へ臨むことになった。

イベント前日、準備のため昼過ぎに会場の
マリンパーク御前崎に到着すると、
意外にも天気は晴れている。
「これなら明日も降らないでくれるかな」と希望を胸に、
早速準備へ。
だんだんと日も落ちはじめた頃にひととおりの準備を終え、
スタッフ全員で一足早い海岸清掃を行なった。
我々ラブ・ジ・アース実行委員は、
当日はイベントの運営に追われて海岸清掃ができないため、
前回の4thからイベント前日にゴミ拾いを行なうことにしているのだ。
短い時間で、少ない人数だが、
地球への感謝の気持ちを込めて丁寧に拾っていく。
会場のマリンパーク御前崎は
広大な芝生広場と弓なりの海岸で構成され、
コンサートやフリーマーケットなどのイベントや
マリンスポーツが盛んなところ。
また砂浜の奥のエリアは天然記念物にも指定されている
アカウミガメの産卵場所として有名らしい。
にもかかわらず、辺りはすごいゴミの量。
流木の多さもさることながらビニールやペットボトルなどの
人工物が足の踏み場もないほどに散乱している。
これらのゴミをウミガメが海藻と間違えて飲み込み、
死んでしまうのだという。
このことは、今回イベントに参加してくれたウミガメ保護団体の
「カメハメハ王国」が、出展ブースで写真を交えて解説してくれた。
マリンパークに来た観光客が捨てていったにせよ河川からの漂着にせよ、
人間が意図的に捨てなければこんなことにはならないと
思うとやるせない気持ちになる。
それにしてもスタッフ36名で結構な量のゴミを集めたが、
まったく拾いきれない。焼け石に水状態である。
果たして明日だけでキレイになるのかと、
今度は天気とは別の不安がよぎった。

10月9日、いよいよイベント当日。
多少の不安は残るものの、なんとか天気も晴れてくれた。
8時30分くらいからポツポツとライダーが集まりはじめ、
9時になるとだいぶ増えたので予定よりも若干早めに受付けを開始。
10時を過ぎた頃には前日までの不安が嘘のように、
海岸にライダーが溢れかえっていた。
また、マリンパーク御前崎内にあるサーフスクールのイントラクターが、
この日の授業を一時中断して生徒たちと共に海岸清掃へ参加してくれた。
ほかにも御前崎市役所や観光協会、地元の方々が
ポスター貼りなど積極的に協力して
このイベントを宣伝してくれたおかげで、
ライダー以外の人達も多く駆けつけてくれたのだ。
このようなライダーと地域の人達との一体感は、
ラブ・ジ・アース ミーティングの醍醐味だろう。
こうして、海岸の奥の一部は若干たどり着けなかったものの、
参加者の懸命なゴミ拾いによって見事に美しい砂浜が蘇った。

午後からは、芝生広場でミーティングを開催。
メインステージの両脇に色とりどりのイベントブースが立ち並ぶ。
メーカー、アフターパーツメーカー、アパレル、
他ジャンルのNPO団体など、たくさんの個性溢れるブースが
海岸清掃で汗を流したライダーを温かく迎えてくれた。
なかでも、4thにも参加してくれた環境マンガ家のつやまあきひこ氏が
子供に似顔絵を描いてあげるサービスは大好評だった。
一方、ステージイベントでは
ラブ・ジ・アース実行委員である鶴田氏が
レーススケジュールの変更により、
急遽来れなくなるという不測の事態が起こってしまった。
しかしながら今年8耐で5度目の優勝を果たした宇川徹選手、
往年のカワサキライダー清原明彦氏、
2輪ジャーナリストの川崎由美子さんが
ボランティアで応援に来てくれて、
トークショー、チャリティオークション、
ジャンケン大会とステージ上で大活躍。
実行委員の佐藤信哉氏、会長の北村と一緒に
会場を盛り上げてくれた。
また今回は参加者全員に行き届くのではないかというくらい
チャリティオークションやジャンケン大会の
プレゼント協賛品がたくさん集まった。
これもひとえにラブ・ジ・アースという活動を理解し、
支援してくださる方が増えているということなのだろう。
ライダー、メーカーやショップ、バイク雑誌など、
ラブ・ジ・アースへの協力のかたちは違えど、
みんなで力を合わせてラブ・ジ・アース ミーティングを
作っているということをしみじみと実感した。

この日、さまざまなジャンル・排気量のバイクで
集まってくれたライダーは、
地元静岡県と愛知県を中心に、西は岡山県、北は北海道など、
全国から500名にのぼった。
ボク達の願いが届いたのか、なんとか天気も最後までもったが、
参加者の誰もが雨の中のゴミ拾いを覚悟した上で来てくれたはず。
その心意気に胸が熱くなった。

さて、今年のラブ・ジ・アースのイベントはこれで全て終了です。
けれどラブ・ジ・アースの心である、地球を愛し、人を愛し、
思いやりある行動を心がける気持ちは常に持ち続けてくださいね。
ラブ・ジ・アースのステッカーを貼ったバイクに跨る
“カッコイイ"ライダーがもっともっと増えますように。
また来春、ラブ・ジ・アース ミーティングか、
どこかのイベントに出展するPRブースでお会いしましょう!(K)

第5回 ラブ・ジ・アース ミーティング開催時に寄せられたメッセージです

あなたも“ラブ・ジ・アース”を発信しませんか?
ラブ・ジ・アース会員募集中!
PICK UP

最新活動レポート

第38回 ラブ・ジ・アースミーティング

第38回 ラブ・ジ・アースミーティング

福井県 大飯郡高浜町 若狭和田ビーチ

2022.5.22

第37回 ラブ・ジ・アースミーティング

第37回 ラブ・ジ・アースミーティング

静岡県 牧之原市 地頭方海浜公園

2021.11.21

第35回 ラブ・ジ・アースミーティング

第35回 ラブ・ジ・アースミーティング

静岡県 牧之原市 地頭方海浜公園

2020.11.8

第34回 ラブ・ジ・アースミーティング

第34回 ラブ・ジ・アースミーティング

静岡県 熱海市 長浜海水浴場

2019.11.10

第33回 ラブ・ジ・アースミーティング

第33回 ラブ・ジ・アースミーティング

秋田県 秋田市 桂浜海水浴場

2019.6.2